保安管理業務講習の体験談(電気主任技術者)
こんにちは。あーるです。
私は、特高受電設備の電気主任技術者の代務者をしております。

今回は、保安管理業務講習に参加した際の体験談をお話ししたいと思います。
これから、参加を検討されている方の参考になれば幸いです。
保安管理業務講習とは
電気主任技術者が事業用電気工作物の保安管理業務に従事するために必要な実務経験期間を短縮できる講習です。
受講の要件として、第二種もしくは第三種電気主任技術者の資格が必要になります。
短縮できる期間としては、電験三種の方は5年→3年、電験二種だと4年→3年です。
受講者の参加の理由としては、電気管理技術者として早期に独立する目的の方が多いのではないかと思います。
私の講習参加の目的
電気主任技術者の代務者としての業務を行なっていますが、経験が浅いため体系的に学ぶ目的で参加しました。
また、将来的には電気保安の業界も視野に入れているため、選択肢を広げる目的もあります。
何より会社負担だったことが一番背中を押してくれました。(大体10万円くらいかかるため)
内容も大変参考になり、電気主任技術者として選任された方や選任を目指す方には非常にお勧めです。
保安管理業務講習の体験談
私は保安管理業務講習を日本エネルギー管理センターで受講しました。
選んだ理由としては、スケジュール的に都合が良かったのと電験三種受験時にYouTubeでこの会社の動画を観たことがあったためです。
講習は5日間で、初日と最終日は半日です。
費用はどこも大体同じくらいですが教材費込みだと12万円を超える程度だと思います。
(電験二種持ちは一部免除のため、1万円程度安くなります)
初日
午後からの開始でした。
到着し、席についたらオリエンテーションが開始します。
ここで教材の配布や説明が行われた後講習が開始。
1日目の講習は「電気基礎」で、その名の通り電気の基礎的な知識について学びます。
具体的には電気数学がメインで、ベクトル図や極座標など懐かしい内容が並びます。
YouTubeでお馴染みの西山先生が動画の通り熱心に教えてくれます。
眠くならないように受講者に問題を解答させていくため、初日ということもあり結構緊張しました。(笑)
ちなみに電験二種持ちはこの日の講習が免除になります。
2日目
2日目は、「法令」や「各種設備の概要」について学びます。
電気管理技術者に関連する法令をメインに解説を受けます。
法令上こうなっているが、実際の現場では具体的にどの様な取り組みをすると良いかといった内容で大変参考になりました。
例えば、保安教育をする際は参考になる動画をまとめて紹介するとか緊急時の手順書を作成して設置するなど。
また、独立する際に必要になる予算など結構踏み込んだ話もありました。
3日目
月次点検、年次点検、竣工時検査に関する座学が中心の内容です。
点検時にきちんと報告し記録に残すことの重要性についての話が特に参考になりました。
電気主任技術者は電気のお医者さんの様な存在で、異常があれば確実に発見することが重要であるといった話が印象に残っています。
4日目
午前中は、月次点検を教室に置いてある高圧機器で2人1組で実施します。
各機器に異常がないか確認する方法や注意点の解説を受けながら、模擬的に月次点検ができるため非常に参考になります。
午後は、みんな大好きリレー試験の時間です。
多くの事業所で設置されている、OCRとDGRについて試験機を操作し試験を行います。
何度も練習する時間があるので、繰り返し実施し試験機への理解を深めました。
その後、竣工時に行う耐圧試験についても実施しました。
久々に耐圧試験の電圧値の計算式(1.15/1.1のやつ)を見て、ここでこうやって使うものなのかと実感。
いつどこでどんな知識を使うか分からないのでちゃんと勉強する必要がありますね。

ちなみにその後受験した電験二種二次試験でも出題がありました
最後にちょっとした実験もあり、充実の1日でした。
最終日
最終日は午前中半日の講習です。
内容は最新技術やコンプライアンスが中心でした。
事故時の対応の流れが特に印象に残っています。
講習が終わるとアンケートの記入をし、修了証を頂いて終了となります。
なお、この修了証が電気管理技術者として独立する際に必要な書類となります。
まとめ
保安管理業務講習は総じて、電気主任技術者としての業務を行うにあたり参考になる講習でした。
電気管理技術者として独立するための期間を短縮できることが主な目的かもしれませんが、勉強として受講しても良いと思います。
それでは。


