【お金の教養】日商簿記3級体験記!理系学生の勉強法!

どうも!あーるです!
今回は日商簿記3級の合格体験記について書いていきます。
独学での受験を考えている方や、どのくらいのレベルか知りたい方の疑問に答える内容になっています。
理系の学生で簿記の試験に興味がある方は、参考にしてみてください。
この記事のポイント
・受験する商工会議所によって、いろいろ違う
・費用は5,500円くらい
・問題はテキストと問題集で対応できる
日商簿記3級の概要
日商簿記検定とは
日本商工会議所が主催する検定で、公的資格です。
会計に関する基礎知識の習得を目的として、受験される方が多いようです。
日商簿記3級試験の概要
試験は年に3回行われています。2020年は、11月のようです。(6月は中止)
受験料は2,850円ですが、電子申請の場合630円の事務手数料が追加で発生します。
受験申請した先が受験地となるため、最寄りの商工会議所で申し込むと良いでしょう。
試験の特徴を以下にまとめます。
日商簿記3級試験の特徴
・大問が5題出題(貸借対照表や財務諸表など)
・70点で合格
・試験時間120分
・合格率は4~5割
合格率がそこそこ低めに出ていますが、商業高校などで団体受験する学生が多いためだと考えられます。
日商簿記3級の体験記
日商簿記3級試験の受験時に使用した、教材(電卓)、勉強法、費用など。
使用した教材と電卓
※日商簿記の問題は、年度が替わると試験の範囲が変わることが多々あります。できる限り新しいものを買いましょう。
・「スッキリわかる 日商簿記3級 [テキスト&問題集]」 TAC出版
これは、簿記受験者のド定番の教材ですね。会場でもほとんどの人がこれを持っていました。
それぞれの分野に細かい解説、演習問題があり、非常に勉強しやすいです。
・「スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集」 TAC出版
※この本は2025年現在最新版が出ていなさそうです。
この本では、実際の試験の形式で問題が掲載されています。過去問の詳しい解説に加え、予想問題もあるため、やれば大きく合格に近づくでしょう。
日商簿記試験では電卓の使用が可能です。
僕は受験時にこちらの電卓を使用しました。
・「シャープ 電卓50周年記念モデル ナイスサイズモデル EL-VN82-AX」
この電卓はキーが押しやすく、一文字消しなどの機能があるため非常に使いやすいです。
2千円から3千円と電卓にしては少々値が張りますが、他の資格試験(FP試験、電験3種、エネルギー管理士試験等)の際にも使用できます。
(実際に私もこれらの試験の際に使用し合格しました。)
試験において電卓の使いやすさは時として合否を分けるので、多少奮発してでも使いやすいものを強くオススメします。
日商簿記3級の体験記
受験時のスペック
・理系の学生(工学部)
・簿記は未経験
もともと受験しようと思ったきっかけは、理系学生特有の文系コンプレックスによるものです。
簿記も取れないような文系学生を見下してやりたいとか思ってた気がします。(今となっては恥ずかしい)
受験申し込みはネットで行いました。手数料はかかりますが、郵送費を考えるとあまり変わらないかもしれません。
ネットでは簿記3級は簡単なんて言われてますが、あれは嘘です。
理系の学生はレポートなどの課題をこなしながら、勉強することになると思いますが、未経験のことを一から勉強するのはかなり厳しいと思います。
それでも、受験する方は勉強頑張ってくださいね。
試験勉強ですが、先ほど紹介したテキストを一通りやり、出来なかった問題はもう一度解きました。
その後、問題集に手をつけますが、時間が足りず、過去問題3回分と予想問題2回分だけしか出来ませんでした。
時間にすると、30時間ほどだと思います。
試験は自宅の近くにある大学で受験しました。申込先によるので一概には言えませんが、大学であることが多いと思われます。(大きくて試験しやすい)
当日は、少々早めに到着し、問題集を眺めて細かい部分の確認をしました。
試験内容は、例年通り大問が5つある形式で、出題のされ方も同じでしたが、見たことの無い勘定科目がいくつかあり、困惑。
難易度は、テキストより若干低い印象を受けましたが、何度か過去問を解いた際に、一度も合格点に届いていなかったため、気は抜けませんでした。
試験終了直前、見直しをしていると貸借対照表の問題でかなりの間違いをしていることに気づき、焦って直しましたが途中で試験が終了してしまいました。
その後試験結果が届き、75点で合格でした。貸借対照表は半分しか取れませんでしたが、財務諸表で満点を取ったおかげでなんとかなりました。
合格点が70点なので本当にギリギリです。(笑)
日商簿記3級の合格証書
日商簿記3級に合格したことを証明する合格証書は無料で発行されます。
受験する商工会議所によりますが、郵送される場合と、自分で取りに行く場合があるようです。
受け取りに行く場合は、受験票と身分証明書を持って行きましょう。

取得までにかかった費用
日商簿記3級取得までにかかった費用内訳は次のようになりました。
費用内訳
・受験料・・・3,300円(電子申請)
・教材代・・・2,200円(テキスト、問題集)
・交通費・・・0円(自転車)
免状申請や郵送費がかからない分、費用が抑えめですね。近隣の会場で受験できるため、交通費も少なくすみます。
※現在ではテストセンターでの試験があるのでそちらがオススメです。
経理の仕事をしたい方へ
簿記の資格を持っていると経理への道が開かれます。
しかし、独学で勉強しただけでは仕事で使えるようなスキルは身につきにくいです。
(実際私も大体の概念しか覚えていません)
これから、もし経理への就職を考えている方はユーキャン通信講座を受講することをオススメします。

せっかく合格しても再度学び直しになると2度手間になってしまいます。
ぜひ以下のリンクからご検討ください。
まとめ
・ネットで言われているより難しく感じる
・お金の勉強として、資産と負債の考え方が身につく資格
・レポートなどがあり、忙しい理系学生には難易度が高く感じるかも
以上です。いかがだったでしょうか。
日商簿記3級は、会計の基本知識が身につきます。
投資、就活の際にも、企業分析に利用できるので、使い方次第で大きな力になってくれるでしょう。
この記事を見た方が、日商簿記3級の試験に合格できることを祈っています。
それでは。