中古住宅(一条工務店i-smart)の住宅ローン控除の体験談。必要書類一覧も。

こんにちは。あーると申します。
私は築3年の一条工務店の住宅(i-smart)を中古で購入しました。

住宅購入には住宅ローン控除がつきものですが、中古の長期優良住宅は少々複雑です。
中古住宅は長期優良住宅である場合、住宅ローン控除の適用額が大きくなります。
(長期優良住宅以外→2000万円まで、長期優良住宅→3000万円まで)
優遇されるのは嬉しいことですが、事前の手続きや前の所有者の方から受領する書類などがあり、忘れると非常にやっかいです。
この記事では長期優良住宅の中古住宅を購入した方に向け、住宅ローン控除の注意点を解説していきます。
事前(購入した年)にやったこと
前所有者より必要書類を受け取る
引き渡しの際に色々と書類を受け取ることになりますが、確定申告の際に必要なのは以下のものです。
・長期優良住宅認定通知書
・認定長期優良住宅建築証明書
(長期優良住宅として施工されたことがわかる書類)

どうしてももらえない場合は引き渡し後にハウスメーカーに相談しましょう。
長期優良住宅の地位の承継
お住まいの自治体(市区町村)に申請を出す必要があります。
必要書類は自治体によって違うかもしれませんが、前所有者名義の長期優良住宅認定通知書と契約書は必要になると思います。
問い合わせ先は長期優良住宅認定と同じ部署だと思われますが、自治体によって異なる場合があります。
また元公務員目線で思うこととしては、見当違いな部署に連絡すると適切な部署に取り次いでもらうことが出来ない可能性があるため注意しましょう。
コールセンターがある自治体はとりあえずそちらにかければ取り次いでもらえるので大丈夫です。
特定口座の株売却
育休など収入が下がる人かつ特定口座で利益が出ている株がある方限定ですが、特定口座の株を売却してNISAに移管することをオススメします。
収入が下がると所得税の支払いも少なくなるため、還付される金額が少なくなります。

これがあるので、子どもを予定している方のペアローンは少し考えた方が良いと思います
本来の収入なら還付されるはずだったのに…といったケースもあると思います。
そんな時に、もし特定口座で利益が出ている株があればそれを売却して利益確定してしまい、あえて税金を払うことで所得税の源泉徴収分を還付してもらうことができます。
(源泉徴収なしの特定口座の場合は支払う税金が減ります)
私はコロナショック時に買っていて利益が数十万円出ていた米国ETFを売却し、半年間の育休による収入減少分を補いました。

どうにか税金を払わずに特定口座からNISAに移管したいと思っていたので、渡りに船といった感じでした
最近は私のように男性でも長期の育休を取る方が増加してきているので、住宅ローンを借りている方は注意が必要になります。
確定申告の際に提出した書類
確定申告の際に提出したのは以下の書類です。
・源泉徴収票
→職場から年末にもらう
・年末残高証明書
→銀行から1月中旬ごろ送られてくる
・不動産売買契約書
・全部事項証明書(土地建物)
・住宅用家屋証明書
→上記三つは契約時にもらえる
・住宅購入補助金受領証明書
→自治体や国から補助金を受領した場合は必要。(非課税なのでご安心ください)
・長期優良住宅認定通知書
→前居住者から受領
・長期優良住宅承継通知書
→役所で手続き
・長期優良住宅工事完了報告書
→前居住者かハウスメーカーに相談する。長期優良住宅として施工されたことがわかる書類ならOK
また、ふるさと納税をやっている場合はワンストップ特例を利用していても、再度確定申告の必要があります。
確定申告と還付金受け取りまでの流れ
住宅ローン控除などの還付申告の場合、1月から確定申告が可能です。
2月の事業をしている方の確定申告が開始してからやると繁忙期で還付が遅くなる可能性があります。
私はe-taxを利用して、申告書の作成及び提出を行いました。

マイナンバーカードを持っていない人は確定申告のために取得する価値があると思っています。
基本は案内に沿って入力すればOKです。
中古住宅を購入した方で迷う点としては、取得金額の欄かなと思います。
こちらは家屋の欄に土地と建物の合計金額を入力しました。
一通り作成し申告書類提出後、必要書類を郵送、持ち込みまたは電子データでの送付をする必要があります。
電子データの送付はe-taxのメッセージBOXを利用するため少し分かりにくいです。
この解説で分からない場合は無理して電子データを送付するより持ち込みか郵送をおすすめします。
一条工務店の中古住宅の探し方
良い物件を購入するには、自分が欲しいと感じる特徴を持つ物件を毎日調べ相場を把握しておく必要があります。
この場合だと「一条工務店 中古 ○○県」といったワードで検索して価格チェックをするといった感じです。

ほぼ毎日とある県の一条工務店の物件を見ていますが、良い物件は1~2週間でなくなります。
(掲載されていても契約済みのケースもあります)
一条工務店の中古住宅はほとんど出回らず、いい物件を見つけるためにはかなりマメなチェックもしくは強運が必要です。
私は物件を見るのが好きなので苦ではありませんが、面倒だと感じる人は「タウンライフ不動産売買」をオススメします。
・完全無料で利用できる
・一度入力するだけで希望の物件情報が届く
(一条工務店の中古物件を希望条件に入力することも可能です。)
・ネットでは未公開の物件も紹介してもらえる
・一括で複数の不動産会社に問い合わせできる
・断りたいときはタウンライフに伝えるだけでOK

登録して情報をもらいながら自分で調べるのが最も効率が良いかもしれません。
まとめ
・住宅ローン控除対象年に年収が下がる見込みの人は特定口座の利益確定をする
・前居住者より必要書類を受け取る
・e-taxで電子データ送付が便利だが分かりにくい
以上です。
確定申告は書類が多く訳がわからないと思います。
しかし、ちゃんとやれば少なくない還付金があるので面倒くさがらずに頑張りましょう!
それでは。